松茸のお吸い物

みちよ

2010年10月22日 11:07

松茸と言えば、松茸ごはんに土瓶蒸し。

でも、土瓶蒸しにするような土瓶を持っていないので

鍋でできるお吸い物です^^








今日は、松茸の風味をより活かせるように

まぐろの血合い抜き削りを使います。

と~っても上品で自分を主張しないダシなので、

素材の持ち味を存分に引き出してくれます。





 ”血合い”は、魚の赤黒い身の部分のこと。

 ”血”というくらいですから、ミネラルや鉄分などの栄養価も高く、

ダシを取ったときには、この血合い部分がコクを出してくれます。

ですが、濁りの原因ともなるので、

澄んだダシを引きたいときには、血合いを取り除いたものを使います。

もちろん、ご家庭でのお料理には血合い入りで充分ですし、

お好みのおだしでO.K.ですよ~^^





鍋に

水 1リットル

昆布 10g

を入れて中火に掛けます。






湯気が立ってきたら、プツプツ沸騰してくるまえに

早めに昆布を取り出します。




取り出した昆布は、2番だしが取れますよ。





沸騰したら

コップ1杯くらいの差し水をして、






削り25~30g を入れます。







ひと煮立ちしたら火を止め、




そのまま1~2分置きます。

削りが沈むまで待つのが理想のようですが、

なかなか沈まないので、1~2分置いたらこします。







ここに、

日本酒  大さじ 1/2



塩    小さじ 1/2



を入れて、味加減をみます。

1リットルよりもやや多目のダシの量ですから

と~っても薄味ですが、

この控えめな味がいいんですよ~^^




松茸 1本

乾いた布巾で汚れを拭き取ったら





石づきを落として





食べやすい大きさに切って

鍋に入れて、




沸騰させないように2分くらい中火に掛けます。







一つまみの塩を入れてゆでて





薄皮をむいた、銀杏。






輪ゴムでまとめて、





ひとつまみの塩を入れたお湯でさっとゆでた

三つ葉を





お椀に入れておいて、





注ぎます。




ちょっと薄かったかしら~ と感じるひとくち目ですが、

二度目に口に運んだとき、

美味しい~!と、感動できます。


ダシの奥深さを堪能できる一品です^^








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