松茸のお吸い物
松茸と言えば、松茸ごはんに土瓶蒸し。
でも、土瓶蒸しにするような土瓶を持っていないので
鍋でできるお吸い物です^^
今日は、松茸の風味をより活かせるように
まぐろの血合い抜き削りを使います。
と~っても上品で自分を主張しないダシなので、
素材の持ち味を存分に引き出してくれます。
”血合い”は、魚の赤黒い身の部分のこと。
”血”というくらいですから、ミネラルや鉄分などの栄養価も高く、
ダシを取ったときには、この血合い部分がコクを出してくれます。
ですが、濁りの原因ともなるので、
澄んだダシを引きたいときには、血合いを取り除いたものを使います。
もちろん、ご家庭でのお料理には血合い入りで充分ですし、
お好みのおだしでO.K.ですよ~^^
鍋に
水 1リットル
昆布 10g
を入れて中火に掛けます。
湯気が立ってきたら、プツプツ沸騰してくるまえに
早めに昆布を取り出します。
取り出した昆布は、2番だしが取れますよ。
沸騰したら
コップ1杯くらいの差し水をして、
削り25~30g を入れます。
ひと煮立ちしたら火を止め、
そのまま1~2分置きます。
削りが沈むまで待つのが理想のようですが、
なかなか沈まないので、1~2分置いたらこします。
ここに、
日本酒 大さじ 1/2
塩 小さじ 1/2
を入れて、味加減をみます。
1リットルよりもやや多目のダシの量ですから
と~っても薄味ですが、
この控えめな味がいいんですよ~^^
松茸 1本
乾いた布巾で汚れを拭き取ったら
石づきを落として
食べやすい大きさに切って
鍋に入れて、
沸騰させないように2分くらい中火に掛けます。
一つまみの塩を入れてゆでて
薄皮をむいた、銀杏。
輪ゴムでまとめて、
ひとつまみの塩を入れたお湯でさっとゆでた
三つ葉を
お椀に入れておいて、
注ぎます。
ちょっと薄かったかしら~ と感じるひとくち目ですが、
二度目に口に運んだとき、
美味しい~!と、感動できます。
ダシの奥深さを堪能できる一品です^^
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