血合い抜き削りのおだしの取り方

みちよ

2008年05月11日 06:57

《血合い》とは、魚の 赤い血の部分です。

この 血合いは お出汁を取ったときの旨味やコクになるのですが

一方で 濁り にもなっています。

濁りのない、澄んだおだしのお吸い物を作るときに

この血合い抜き削りを使います。






鰹血合い抜き削り ・・・ 血合いを抜いても、カツオの風味が活きています。

鮪血合い抜き削り ・・・ 上品で おとなしい おだしでいながら、深みがあります。
                自分を主張しないおだしですので、素材の持ち味を十二分に
                引き出してくれます。

                お刺身や煮物で食べる マグロ とは まるで別の魚のような
                感動のおだしです。
               


【血合い抜き削りのおだしの取り方】

水 : 1リットル
削り : 30g


鍋に水を入れて、火に掛けます。

昆布だしも合わせるときには、昆布15gを入れておきます。





水が沸騰する直前に、昆布を取り除きます。







沸騰したらコップ一杯の水を加え、削りを入れます。






再沸騰したら火を止め、1分ほど置いたら 






キッチンペーパーやザルで、こします。







調味料で味付けするのがもったいないような、

そのままで上品なお吸い物になる、おだしです。



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