血合い抜き削りのおだしの取り方
《血合い》とは、魚の 赤い血の部分です。
この 血合いは お出汁を取ったときの旨味やコクになるのですが
一方で 濁り にもなっています。
濁りのない、澄んだおだしのお吸い物を作るときに
この血合い抜き削りを使います。
鰹血合い抜き削り ・・・ 血合いを抜いても、カツオの風味が活きています。
鮪血合い抜き削り ・・・ 上品で おとなしい おだしでいながら、深みがあります。
自分を主張しないおだしですので、素材の持ち味を十二分に
引き出してくれます。
お刺身や煮物で食べる マグロ とは まるで別の魚のような
感動のおだしです。
【血合い抜き削りのおだしの取り方】
水 : 1リットル
削り : 30g
鍋に水を入れて、火に掛けます。
昆布だしも合わせるときには、昆布15gを入れておきます。
水が沸騰する直前に、昆布を取り除きます。
沸騰したらコップ一杯の水を加え、削りを入れます。
再沸騰したら火を止め、1分ほど置いたら
キッチンペーパーやザルで、こします。
調味料で味付けするのがもったいないような、
そのままで上品なお吸い物になる、おだしです。
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